「来年、いよいよ小学校。でも、入学準備っていつ、何から始めればいいの?」
2027年度に小学校へ入学するお子さん(いまの年長さん)。じつは、その入学準備は、この夏からもう動き出しています。「え、まだ早いでしょ?」と思ったお母さん・お父さん、ちょっとだけ気にしておくと、あとがぐっとラクになります。
わたしは小学校の教員を10年つとめ、いまは3人の子どもを育てています(そのうち1人が小1です)。教える側でも、親の側でも「入学準備」を経験してきて思うのは、大事なのは”早く全部買うこと”ではなく、”動くタイミングを知っておくこと”だということ。今日は、入学前年の夏から入学までの流れを、まるごと地図にしてお渡しします。
まず全体像:入学までのスケジュール
2027年4月入学を例に、前年(2026年)の夏から入学までの流れです。時期や名前は市区町村・学校によって少し違うので、お住まいの自治体・通う予定の学校からの案内を必ず確認してくださいね。
| 時期(目安) | おもな出来事 | 家でやること |
|---|---|---|
| 夏〜秋(前年6〜9月) | ランドセル選び(ラン活)が本格化 | 情報収集・色やモデルの希望を子どもと相談 |
| 10〜11月ごろ | 就学時健診(自治体から通知が届く) | 指定日に予定を空ける・母子手帳を準備 |
| 1〜2月ごろ | 入学説明会(通う小学校で開催) | 学用品の指定・持ち物リストを受け取る |
| 2〜3月 | 学用品の購入・記名作業 | 説明会の指定にそって買う・名前つけ |
| 3月 | 生活リズムを学校に合わせ始める | 早寝早起き・通学路の練習 |
| 4月 | 入学式 | — |
この地図さえ頭に入っていれば、「今は何をする時期か」で迷うことがなくなります。順番に、ポイントを見ていきましょう。
夏〜秋:ランドセル選び(ラン活)
入学準備のなかで、いちばん早く動くのがランドセルです。人気のメーカーや色は、前年の夏〜秋には早期予約が始まり、売り切れることもあります。だから「もう始まっている!?」なのです。
とはいえ、焦って急ぐ必要はありません。大事なのは、まず情報を集めて、お子さんの希望(色・デザイン)をゆっくり聞いておくこと。カタログを取り寄せたり、店頭で背負わせてみたりするのは、夏のうちに少しずつで十分です。「いつまでに決めるか」の見通しさえ持っておけば、慌てずに選べます。
10〜11月ごろ:就学時健診(しゅうがくじけんしん)
秋になると、自治体から「就学時健康診断」の通知が届きます。これは、入学予定の小学校などで行われる健康診断で、多くの自治体で10〜11月ごろに実施されます(時期は自治体により異なります)。
内容は、身体測定や視力・聴力などの検査、簡単な面談などが一般的です。お子さんにとっては「初めて小学校に行く日」になることも多く、雰囲気を知るよい機会になります。指定された日時に行く必要があるので、通知が来たら予定を空けておきましょう。当日の持ち物(母子健康手帳など)は通知に書かれています。
1〜2月ごろ:入学説明会 =「買い物のスタート合図」
年が明けると、通う予定の小学校で入学説明会が開かれます。ここがとても大事で、学用品の購入は、基本的にこの説明会を待ってからがおすすめです。
というのも、学校によっては「文房具は無地のみ」「上履きは指定」「算数セットは学校でまとめて購入」など、細かいルールや指定があるからです。先に張り切って買ってしまうと、「指定と違って買い直し」ということが起こりがち。説明会で配られる持ち物リストを受け取ってから動くのが、いちばんムダがありません。
購入のタイミングまとめ:いつ・何を買う?
「結局、いつ何を買えばいいの?」がいちばん知りたいところだと思います。ざっくり、こう考えておけば大丈夫です。
- 夏〜秋に動き出す:ランドセル(人気モデルは早めに動く)
- 説明会のあとに買う:文房具・上履き・体操服・手さげ袋など、学校の指定があるもの
- 急がなくてよい:学習机(入学後でも間に合います。必要かどうかも含めて、ゆっくり検討を)
原則は、「指定があるかもしれないものは、説明会まで待つ」。これだけ覚えておけば、買い直しの失敗をほとんど防げます。
入学の直前(3月)にやっておきたいこと
モノの準備と同じくらい大切なのが、「生活と心の準備」です。元教員として、ここはぜひお伝えしたいところ。直前の3月に、無理のない範囲でこんなことをしておくと、4月のスタートがぐっと楽になります。
- 生活リズムを学校に合わせる:起きる時間を少しずつ早め、朝の支度に慣れておく。
- 通学路を一緒に歩く:実際に歩いて、危ない場所や信号を確認する。
- 自分でできることを増やす:着替え・トイレ・ハンカチを出す、など。勉強より、まずこちらが大事です。
「ひらがなや計算を先取りしなきゃ」と焦る必要はありません。教室で見てきた実感として、入学前にいちばん効くのは、勉強よりも”生活の自立”と”早寝早起き”です。ここが整っている子は、4月からの学校生活にスッとなじんでいきます。
まとめ:入学準備は「タイミングの地図」を持てば慌てない
2027年度入学の準備は、もうこの夏から始まっています。といっても、今すぐ全部そろえる必要はありません。大事なのは、流れを知っておくことです。
- 夏〜秋:ランドセルの情報収集(焦らず、でも早めに動き出す)
- 10〜11月:就学時健診(通知が来たら予定を空ける)
- 1〜2月:入学説明会(ここから学用品の買い物スタート)
- 3月:生活リズム・通学路・身のまわりの自立
この地図さえあれば、「出遅れた!」と焦ることはありません。お子さんの初めての小学校が、わくわくの春になりますように。同じ親として、ほんの少し先を歩く先輩として、応援しています。
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元小学校教員(指導歴10年)/3児を育てる現役の親(うち1人が小1)
教室で見てきたことと、わが子で試したことを土台に書いています。
「正解」ではなく「一緒に考えるヒント」として読んでもらえたらうれしいです。


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